エンジニアと言うと、IT業界からは引く手あまたの存在で、人材不足という状況も相まり過重労働が問題視されることも度々ある。
もちろん、働く企業や配属場所、自身のワークスタイルでも異なるが、企業に勤めている場合は少なからず残業するケースが出てくるだろう。
残業すると収入はそれなりに増えて懐が暖かくなるが、一方で、そうした残業が続くと体にガタがくることは否めない。
考えられる身体的なリスクとして挙げられるのは、生活リズムの乱れだ。
残業のために食事は簡単なもので済ませるようになったり、睡眠時間が削られたり、通常とは異なる生活リズムを取ることで体内リズムが変化し、体調を壊しやすくなる。
また、いつもよりも長時間のデスクワークで腰を痛めたり、血流が悪くなり脳梗塞などの重大な病気を引き起こしやすくなったりするリスクも秘めている。
そのほか、精神的な面では、うつ状態になりやすい状況を作ってしまうとも言われている。
心身ともに健康であり続けるためには、適度に運動を行い、少しでもリラックスできる時間を確保することだ。
それに加え、できるだけ生活リズムを一定に保てるように心がけることが大切だろう。
残業が発生する原因は、納期が迫っている場合やクライアント側からのイレギュラーな発注、人員不足のため進捗が追いついていないといったさまざまな状況があるため、一概にエンジニア全般が残業を強いられているとは言えない。
だとしても、長期化する残業はエンジニアの心身にダメージを与え、健康面でのリスクが高まるため、あまりにも辛い状況で仕事をしているのであれば、転職やフリーランスに転身するという道を選択してもいいのかもしれない。